クラウドサービスってなんだ?
こんばんは。だにー。です。
今日はクラウドサービスについて浅く記載してみようと思います。
なぜクラウドサービス?かというと、先日、テレワークについての記事を書かせていただきました。その中で、社外からいかにセキュリティを担保して業務を継続することができるか?ということに触れたのですが、手段として「クラウドサービス」の利用を検討する企業が多いからです。
具体的なサービスの紹介については別の機会としますが、まずはざっくりと記載していこうと思います。
目次は下記としようと思います。
・クラウドサービスって何?
・メリットとデメリット
・クラウドサービスの種類
・セキュリティ
(・余談)
読んで欲しい人↓↓
・駆け出しSE
・クラウド導入を考えいる人
クラウドサービスって何?
クラウドとは、別名「クラウド・コンピューティング」とも呼ばれます。ここで使う「クラウド」とは英語表記だと「Cloud(雲)」となります。
※「Crowd(群集)」ではありません。クラウドソーシングの「クラウド」はこの「Crowd」だったりします。
インターネットを介して、自分のPC上ではなく、別のサーバ上のリソースにアクセスして利用するサービスとなります。
特徴としては、利用者はサーバがどこにあって、どれくらいのリソース(CPU、メモリ、ストレージなど)が必要か、などを意識する必要がないことにあります。
対義語として「オンプレミス」というものがあり、こちらは企業が自分たちのシステムを自分達でデータセンターなどの中に独自で構築するようなイメージです。
なぜ雲??と思うかもしれません。これはエンジニアがシステム構成図などを記載する際に、ネットワークなどを雲のような図を使って表現していた事に由来するそうです。私もよく使います。
クラウドサービスの種類
クラウドサービスには、そのリソースをどのように利用するかによって大きく2つに分けることができます。
・パブリック・クラウド
色んな企業がリソースを共有する形態です。基本的にはこのパターンで利用する事となります
・プライベート・クラウド
企業などに専用のリソースを割り当てる方式です。大きな企業などが、リソースを占有して利用したいという場合に選択する方式となります。費用としてはパブリック・クラウドの場合と比較して高くなる事もあります。
上記2つを掛け合わせた「ハイブリッド・クラウド」という考え方もあります。これは、機密性の高いものについてはプライベートに、そうでないものはパブリックに、といった使い分けを実施となる事が多く、主に大企業が採用する事の多い形となります。
メリットとデメリット
クラウドサービスを利用するにあたってのメリットとデメリットを記載していきます。
✔︎メリット
●導入コストが安い
オンプレミスなどでシステムを構築する場合と比較すると、専用のハードウェアやソフトウェアなどを購入しシステムを構築する場合と比較して初期コストを抑える事ができます。
契約についても基本的には一年単位となり、使えなかったらやめる、なども難しくありません。
●メンテナンスなどの運用コストを抑えられる
Windows PCを利用している場合、毎月セキュリティパッチを適用する必要があります。
これはオンプレミスのシステムの場合も同様であり、セキュリティパッチを適用する事で影響がないか、不具合が起きないか、などを事前に検証した上で、動いているシステムに適用する必要があります。こういった作業を「メンテナンス」と言います。
クラウドサービスの場合も同様に、このメンテナンスを実施するのですが、サービス提供会社が実施するため、この運用コストを抑える事ができます。
●新機能などが拡張されていく
クラウドサービスは、利用者の方にいかに満足してもらい、利用者を増やしていく事で収益を得ます。そのため、利用者の日頃のフィードバックなどから機能を頻繁に拡張し、できる事がどんどん増えていく事が多いです。常に最新の機能を利用できる、というのが大きな魅力でもありますね。
●場所を選ばずアクセスできる
テレワークにも有効なのがこのクラウドサービスです。
基本的にはインターネットからアクセス可能なので、企業、自宅、カフェなど、インターネットへの接続さへ可能であればどこからでもアクセスができ、モバイルアプリなど提供しているサービスであればスマートフォンからでも利用できます。
✔︎デメリット
✖︎こちらでメンテナンスの実施日などを制御できない
新機能の拡張についてはメリットにも記載していますが、これは実は企業によってはデメリットに転じる事もあります。
大きな企業など、ユーザ向けのマニュアルなどはかっちりと作成し、従業員に配布している場合など、機能追加に伴い操作の方法などが変わる事があります。また、メンテナンス作業を実施した事で、ユーザ向けに制御していた操作などがある日できるようになっていたり、、、
こういったメンテナンスを事前にキャッチアップする事が大事ですが、サービス提供会社によっては情報が不十分であったり、事前に聞いていないような変更が加えられたりする事もあります
✖︎いつサービスが終了するかがわからない
事前に周知があるかとは思いますが、サービスの終了などこちらの要望とは関係なく訪れる事となります。なので、事前に利用しているクラウドサービスが利用できなくなる事を想定した、大体手段などを企業を検討しておく必要があります。
✖︎セキュリテイに対しての漠然とした不安
データがインターネット越しでやりとりされ、その情報はどこかもわからないデータセンターに保存される事となります。運用者の顔も見えないため、漠然とした不安を抱える人がいます。
特に、日本の公共、金融などセキュリティに対して厳しい基準を求められる業界ではこの不安を払拭する事ができず、導入を見送るパターンが多いです。
セキュリティ
デメリットの部分にも記載しましたが、このセキュリティに対しての漠然とした不安がクラウドサービスの導入の妨げとなっています。
実際にはどうなんでしょう?
一言でいうと、「クラウドサービスによる」という事になります。
セキュリティを意識したサービスであれば、このセキュリティはかなり強固であり、恐らくオンプレミスでのシステム構築と比較しても遜色がないですし、ヒューマンエラーによる情報流出などを考慮すると凌駕すると考えています。
各クラウドサービスのHPなどに、取得している認定資格を確認できると思います。それを参考に、そのクラウドサービスがどのレベルでセキュリティ対策を実施しているかを確認しましょう。
余談
私も業務の中でよくクラウドサービスを扱います。利用者としても扱いますし、商材としても扱います。
個人でも、無料アカウントなど作成できるサービスについては、勉強のために利用したりしています。
クラウドサービスの種類として、「プライベート」「パブリック」という区分を紹介しましたが、更に「SaaS」「PaaS」「IaaS」をはじめとする様々なものに分類されていきます。
(これがわかりづらい。。。)
次回記事ではこの部分について、記載してみたいと思います。
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